Clover™ Detectors 4台搭載同軸型ゲルマニウム検出器
CLOVER検出器アセンブリーでは、最小化した結晶ホルダーにGe結晶を保持し、結晶を取り囲む物質の量を減らしてピーク対バックグラウンド比(P/B比)を向上させています。
CLOVER検出器アセンブリーでは、最小化した結晶ホルダーにGe結晶を保持し、結晶を取り囲む物質の量を減らしてピーク対バックグラウンド比(P/B比)を向上させています。
ミリオンのセグメント同軸型HPGe検出器は、1980年以降の平面検出器で利用されているセグメンテーション技術(Gutknecht et al NIM A288 (1990) 13-18参照)を採用し、通常の同軸検出器で利用できる総検出体積を活用して各検出器セル(セグメント)から高品質の情報信号を提供します。
セグメント同軸型ゲルマニウム検出器は、同軸検出器の特徴(高効率と優れた分解能)に加えて、優れた粒度を提供します。
セグメント同軸型検出器の粒度は、本検出器を構成する独立したセル数によって決まります。縦・横方向の結晶分割を2つまたは4つに分割することで、粒度が飛躍的に向上しています(最大36の出力チャネルに対応)。
このような検出器では、ドップラー効果によるガンマ線の拡散を大幅に減らすことができます。
さらに、結晶の内部および外部接点(セグメント検出器の場合)を以下の要領で検出して相互作用位置情報を提供します。
相互作用点の正確な位置の検出は、ドップラー幅を低減させるだけでなく、ガンマ線のトラッキングも可能にします。
検出器の外部接点は、デッドゾーンを発生させることなく、縦・横方向のセグメント化を可能にします。前面(例:チェッカーボードなど)および横方向(1方向または2方向)を含めたすべてのセグメンテーションに対応しています。
nセグメント検出器に対して、n+1個のプリアンプが使用されるため、1つの外部セグメントに対して、1つ追加の中央コンタクトが必要になります。この設計により、ACカップリングによる総検出体積の活用が可能になります。
セグメントの分離は、連続するチャネル間でクロストーク効果が発生しないように行われます。
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