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2275

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複合アクチニド(ウラン/プルトニウム)ラングカウンターおよびスキャン式核分裂生成物カウンター

2275 lung counter 001

2275型ラングカウンターは、肺部内のウラン、プルトニウム、アメリシウムの正確で信頼性の高い測定を行います。

Tag 特長

  • 6段階角度機構で最適な位置に肺検出器をセット
  • ラングポジショナーは、2つのミリオンのACT-II™クライオスタットパッケージで最大4つの検出器の結晶を収納可能
  • 被験者や患者を簡単に乗せることができるスライド式ベッド
  • 全身計数に適した7.6x12.7x40.6cmスキャン式ヨウ化ナトリウム検出器
  • Apex-InVivo™ソフトウェアによるシステム分析と制御
  • 自動胸壁厚補正用の肺計数オプション
  • 校正済、カウントできる状態で納品のターンキーシステム

Description

2275型ユニットは肺および全身計数システムです。 ミリオンは、20年以上にわたり、アクチニド肺計数および一般的な全身計数に関連する課題に対応するシステムとコンポーネントを設計、製造してきました。 ミリオンは、システムの人間工学と検出機能を向上させる技術的進歩を絶えず調査しています。 2275型ラングおよびホールボディカウンターは、このような調査の結果から当社が開発した2つの標準肺計数システムの1つです。

2275型ラングカウンターは、肺部内のウラン、プルトニウム、アメリシウムの正確で信頼性の高い測定を行います。2275型のスキャニング式ホールボディカウンターは、体内の核分裂生成物と放射化生成物を迅速かつ正確に測定します。

標準の2275型システムはターンキーシステムとして販売され、設置が完了したらすぐに使用できるシステムを構築するために必要なすべてのハードウェア(低バックグラウンドシールドを除く)、ソフトウェア、およびサービスが含まれています。標準の2275型ラングおよびホールボディカウンターには、最低10cmの低バックグラウンド鋼と同等のシールド能力を備えた4πバックグラウンドシールドが必要です。2275型ラングカウンター用のシールドは、お客様でご用意いただくか、厚さ10cmまたは15cmの低バックグラウンド鋼シールドオプションをお選びいただけます。システムのご提案には、工場での統合、工場または現場での校正サービス、現場での設置およびトレーニングサービスが含まれます。

標準のシステム設計には、肺計数検出器の位置決め機構、被験者用ベッド、スキャン式全身計数機構が含まれます。 肺計数検出器の位置決め機構は、6段階の角度で位置決めできることで検出器を肺の上に正確に配置することができ、検出限界が向上します。お客様がシステム用のシールドまたはシールドルームを提供することを選択した場合、シールドに設置後、お客様のサイトで校正作業が行われます。

肺計数検出器の位置決め機構は、ミリオンのACT-IIクライオスタットアセンブリー2台に対応します。ACT-IIの各クライオスタットアセンブリーは、表面積が2000mm²、2800mm²、または3800mm²の2つのブロードまたは低エネルギー検出器結晶で構成できます。ミリオンは、提案の過程ではお客様とやり取りを重ねながら、検出要件と予算に基づいて最適な結晶のサイズとタイプを提案させていただきます。検出器の性能と設計に関する詳細は、ミリオンの低およびブロードエネルギーゲルマニウム検出器の仕様書を参照してください。

2275型システムのスキャン機構は、全身計数用の7.6×12.7×40.6cmのヨウ化ナトリウム検出器に対応するように設計されています。 スキャン機構とヨウ化ナトリウム検出器の両方が標準システムに含まれます。全身スキャン検出器は、被験者または患者ベッドの下に配置されます。このシステムに含まれるApex-InVivoソフトウェアにより、肺と全身のカウントを同時に、または独立して行うようにシステムを設定することができます。

ミリオンは、2275型肺および全身計数システムのオプションとして、厚さ10cmの標準型と厚さ15cmの低バックグラウンド鋼シールドの両方を提供しています。これらのシールドには、オーバーラップする2重出入口ドア、内部照明、酸素センサー、被験者用パニックボタンが付属しているほか、検出器ケーブル、液体窒素充填ライン、音楽システム用ケーブル、閉回路ビデオケーブル用のシールド貫通部があります。

ミリオンは、2275型肺および全身計数システムで使用するオプションとして、検出器のアンチコンプトンシールド、自動液体窒素充填システム、音楽システム、閉回路テレビシステムも提供しています。ミリオンは、ゲルマニウム検出器の周囲にアンチコンプトンシールドを使用することを強く推奨します。これらの鉛シールドは、被検体内に自然に存在する40Kからの制動放射線相互作用によるスペクトルのバックグラウンドを低減します。これらのバックグラウンド低減を使用して、検出機能の向上やカウント時間を短縮できます。

2275システムは、肺部のアクチニドおよび体内の核分裂生成物や放射化生成物の放射線防護のための日常的なモニタリングを、迅速、確実、正確に行えるように設計されています。しかし、このシステムでは、ユーザーは2275システムのゲルマニウム検出器の位置決め機構を使用して、さまざまな非標準測定を行うこともできます。この位置決め機構の6角度の自由度により、高解像度のゲルマニウム検出器を肝臓や甲状腺など、肺以外の臓器上に配置できます。これにより、このゲルマニウムアレイを全身計数のスキャン中や研究プロジェクトで検出された放射能の詳細な分析に使用できるようになります。

システムオプション

  • 検出器のアンチコンプトンシールドにより被験者から発生するバックグラウンドを低減
  • 液体窒素自動充填システム
  • 15cmまたは10cm厚の低バックグラウンド鋼シールド
  • 肺部の高分解能カウント用として有効面積2000、2800、3800mm2の低またはブロードエネルギー検出器を選択可能

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