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2270

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アクチニド(ウラン/プルトニウム)ラングカウンター

2270 actinide lung counter 4

2270型ラングカウンターは、肺部内のウラン、プルトニウム、アメリシウムの正確で信頼性の高い測定を行います。

Tag 特長

  • 6段階角度機構で最適な位置に肺検出器をセット
  • ラングポジショナーは、2つのミリオンのACT-II™クライオスタットパッケージで最大4つの検出器の結晶を収納可能
  • 高分解能信号処理が可能なデジタルシグナルアナライザー搭載
  • 被験者の位置決めのための快適なリクライニングチェア
  • Apex-InVivo™ソフトウェアによるシステム制御および分析
  • 自動胸壁厚補正用の肺計数オプション
  • 校正済、カウントできる状態で納品のターンキーシステム

Description

測定対象の肺に137Csや60Coなどのより高いエネルギー核種の堆積も含まれている場合、プルトニウム、ウラン、アメリシウムの正確な測定は特に困難となります。ミリオンは20年以上にわたり、この課題を解決するためのシステムおよびコンポーネントを設計、製造してきました。 ミリオンは、システムの人間工学と検出機能を向上させる技術的進歩を絶えず調査しています。 2270型ラングカウンターは、当社が開発した2つの標準的なラング計数システムの1つです。

2270型ラングカウンターは、肺部内のウラン、プルトニウム、アメリシウムの正確で信頼性の高い測定を行います。標準的なシステム設計には、ミリオンのACT-IIクライオスタットアセンブリー2台、6段階角度調整が可能な検出器位置決め機構、デジタルスペクトルアナライザー、肺計数ソフトウェアオプションを備えたApex-InVivoボディカウンター用ソフトウェア、被験者位置決めのための快適なチェアが含まれます。

各システムのACT-IIクライソタットは、それぞれ表面積2000mm2、2800mm2、3800mm2の低エネルギーまたはブロードエネルギー結晶2個を収納できます。ミリオンは、提案の過程ではお客様とやり取りを重ねながら、検出要件と予算に基づいて最適な結晶のサイズとタイプを提案させていただきます。検出器の性能と設計に関する詳細は、ミリオンの低およびブロードエネルギーゲルマニウム検出器の仕様書を参照してください。

2270型ラングカウンターには、システムの完全統合、校正、設置、トレーニングも含まれています。 その結果、U/Pu肺負荷の日常的な測定と分析に特化した完全なターンキーシステムが完成しました。システムの統合は工場で完了します。オプションのシステムのシールドアセンブリーのいずれかをご購入された場合は、校正も工場にて実施されます。

設置とトレーニングはお客様の現場で行います。 お客様がシステム用のシールドまたはシールドルームを提供することを選択した場合、シールド内に設置後、お客様のサイトで校正作業が行われます。このシステムに含まれるハードウェア、ソフトウェアおよびサービスの融合により、システムがお客様のサイトに設置された後すぐに運用できることが保証されます。

ミリオンでは、2270型ラングカウンター用のオプションとして、標準的な10cmと15㎝厚の低バックグラウンド鋼シールドを用意しています。これらのシールドは、オーバーラップする2重出入口ドア、内部照明、酸素センサー、被験者用パニックボタンが付属しているほか、検出器ケーブル、液体窒素充填ライン、音楽システム用ケーブル、閉回路ビデオケーブル用のシールド貫通部を備えています。2270型システムの仕様書で定義されているものと同様のシステム検出性能を達成するためには、お客様には厚さ10cmのシールドルームで提供されるものと同等の外部環境シールドを提供していただく必要があります。

ミリオンは、2270型ラングカウンター用に、検出器用のアンチコンプトンシールド、液体窒素自動充填システム、音楽システム、閉回路テレビシステムもオプションで提供できます。ミリオンは、ゲルマニウム検出器の周囲にアンチコンプトンシールドを使用することを強く推奨します。これらの鉛シールドは、被験者内に自然に存在する40Kからの制動放射線相互作用によるスペクトルのバックグラウンドを大幅に減少させます。このバックグラウンド低減は、検出能力の向上と計数時間の短縮に寄与できます。

2270型ラングカウンターシステムは、日常的な放射線防護モニタリングで肺内のアクチニドを迅速、確実、正確に測定するために開発されました。椅子と検出器の位置決め機構は、肺の上に検出器を最適に配置できるように設計されており、操作効率が高まり検出限界が低下します。

被験者または患者は、セミリクライニング姿勢で椅子に座り日常的な計数を行います。 この椅子の形状により胸部の肉厚が最小に抑えられるため、検出限界が改善されます。また患者にとって、フルにリクライニングする姿勢よりも快適な姿勢になります。検出器の位置決め機構は椅子の側面にあるレールアセンブリー上をスライドします。これにより、検出器を邪魔にならないように移動でき、患者は椅子への出入りが容易になります。

椅子はほぼリクライニングのポジションにすることができます。 スライド検出器位置決め機構とリクライニングチェアの組み合わせにより、肝臓や甲状腺などの臓器を個別にカウントすることができます。計数のためのこのようなジオメトリーは、研究業務や事故シナリオにおいて関心を集める可能性があります。

システムオプション

  • 検出器のアンチコンプトンシールドにより被験者から発生するバックグラウンドを低減
  • 液体窒素自動充填システム
  • 15cmまたは10cm厚の低バックグラウンド鋼シールド
  • 肺部の高分解能カウント用として有効面積2000、2800、3800mm2の低またはブロードエネルギー検出器を選択可能

ご質問はありませんか、カスタムソリューションが必要ですか?当社は、お客様の研究をお手伝いします。

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