BEGe™ ブロードエネルギーゲルマニウム検出器
ミリオンのBEGeブロードエネルギーGe検出器は、他に類を見ないような3keV～3MeVのエネルギー範囲をカバーします。
ミリオンのBEGeブロードエネルギーGe検出器は、他に類を見ないような3keV～3MeVのエネルギー範囲をカバーします。
特長
- 300eVから300keVまでのスペクトロスコピー
- Si(Li)およびSDDと比較して高い効率
- 非常に高い計数率でも発揮する優れた分解能
- 高ピーク対バックグラウンド比
Description
ミリオンのUltra-LEGe検出器は、Ge検出器の性能範囲の下限を数百電子ボルトまで拡張し、半導体検出器ではこれまで不可能と考えられていた分解能とP/B比（ピーク対バックグラウンド比）を提供します。Ultra-LEGe検出器は、ゲルマニウムの原子番号（Z）が高く、比較的厚みがある（5-10mm）ことから、Ge検出器固有の高エネルギー効率を維持し、非常に広いエネルギー範囲をカバーします。下の図2のグラフは、厚さ5mmのゲルマニウム検出器のX線スペクトルの高エネルギー側の効率を、一般的なシリコンベースの検出器と比較したものです。
従来のGe検出器は、特に低エネルギー用に作られたものも含めて3keV以下のピーク形状と効率のパフォーマンスの悪化が顕著になります。この特性（かつてはゲルマニウムの基本的な特性と考えられていた）のため、Ge検出器は分析X線用途のほとんどで使用が避けられていました。ミリオンは、こうした問題を解消する検出器の製造技術を開発しました。その結果、Ultra-LEGe検出器は、従来のゲルマニウム検出器の欠点を解消しゲルマニウム固有の優れた効率と分解能の利点を提供します。
アプリケーション
- XRF
- XAS（XAFS、EXAFS、XANES）
- X線分光
関連リソース
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