受動注入型プレーナシリコン（PIPS^®）検出器に関するよくある質問（FAQ）

1）検出器の破損を防ぐための適切な洗浄方法は？

こちらをクリックして洗浄の手順をご覧ください

2）PIPS検出器の納期はどのくらいですか？

ほとんどの標準的なPIPS検出器を在庫していますので、1～2週間以内にお届けできます。特定の検出器については、営業部門にお問い合わせください。

3）標準的なPIPS検出器の厚みの最小値はどのくらいですか？

厚みの最小値は200µmですが、検出器の有効面積によっては100µmと150µmの在庫があります。

4）厚さ1000µmを超えるPIPS検出器を購入できますか？

いいえ。しかし当社のSiLiガンマ線検出器の厚さは1mmから10mmまであります。700または1000µmの2つのPIPS検出器を組み合わせることも可能です。

5）エネルギー吸収と検出器の厚さにはどのような関係がありますか？

アプリケーションノート： 「アプリケーションに最適な荷電粒子検出器の選び方」をご参照ください。

6）窓厚にはどのような種類がありますか？

7）有効面積と標準ハウジングの寸法にはどのようなものがありますか？

こちらをクリックすると、すべての寸法が記載されたチャートが表示されます

8）PIPS検出器の典型的な動作電圧はどのくらいですか？

厚さ300µm：40-60V、500µm：90-150V、1000µ：250-400V

9）プリアンプ内蔵のPIPS検出器はありますか？

450mm²から1700mm²までのPAまたはPAAを内蔵したPIPS検出器を供給できます。このモデルの参照番号はCAMXXXPAA（XXXは有効表面面積（mm²））

10）1台のアンプに2台の検出器を接続することは可能ですか？

はい。可能ですがノイズが増加します。

11）標準の10cmより長いケーブルは使用できますか？

長いケーブルも可能ですが、検出器のキャパシタンスが増加します。 ケーブル長が長いと、ピックアップおよび/またはリンギング効果が発現することもあります。

12）スペクトロスコピーモードでの最大計数率はどのくらいですか？

使用するエレクトロニクスによって異なります。 2003BTの最大計数率は、電子と陽子で2E6MeV/秒（1µA）です。より高いカウントの場合、 飽和状態が発生し別のアンプが必要になるか、電流モードで測定する必要があります。

13）PIPSは極端な温度条件下でも動作しますか？

標準的なPIPSの動作温度は-30℃/+50℃、保管温度は-100℃/+100℃です。より高い温度またはより低い温度環境用には、保管温度-200℃/+200℃のBKおよびCYオプションがあります。

14）PIPSはUHVで使用できますか？

標準的なアセンブリでは、10E-6mbarの真空度が保証されています。ある特定のアプリケーションの一つでは、10E-10で使用されています。 検出器をキャリアに取り付ける場合は、セラミック基板を推奨します。

15）PIPSは酸性環境で使用できますか？

はい。CAM PIPS用に耐酸性ゴムを作ることもできますし、TCAM-PIPSを使用することもできます。

16）PIPSはフォトダイオードやチェレンコフ放射として使えますか？

はい。PIPSは最適なフォトダイオードであり、チェレンコフ放射用のフォトダイオードとして問題なく使用できます。

17）ノイズが高すぎる場合はどうすれば良いですか？

照明がないことを確認し、短いケーブル（10cm未満）を使用し、プリアンプが適切にアースされていることを確認します。

18）放射線損傷に関する情報はありますか？