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中性子線量計

中性子線量計は、円形の熱ルミネセンス線量計(TL線量計)と(長方形の)PADC線量計で構成されています。

PADC線量計はポリアリルジグリコールカーボネート箔を装着しており、中性子線により軟組織の深さ10mmの個人線量当量Hp(10)を正確に測定します。

この検出器の検出限界は比較的高くなっています。そのため、蛍光線量計には特定の検出器が装着されており、中性子線に対しては非常に感度が高いものの、線量を十分な精度で測定することはできません。この検出器の結果に基づいて、PADC線量計をリコールして有用性を評価すべきかどうかが判断されます。

蛍光線量計には、中性子感度検出器に加えて3つの熱ルミネセンス検出器があり、それぞれが個別に校正されます。 検出器の1つは、光子線によりHp(10)を判定するために使用されます。この量は実効線量のよい近似値になります。他の検出器では、低エネルギー光子線とベータ線により軟部組織の深さ7mmにおける個人線量当量Hp(0.07)を測定します。この量は皮膚線量のよい目安になります。

PADC線量計の検出器: ポリアリルジグリコール炭酸フィルム(CR-39)
TL線量計の検出器: MCP-7s、TLD-600/MTS-600、MTS-700
取り付けオプション: 多数取り揃えております(クリップなど)
滅菌: 滅菌不可
消毒: アルコール可
PADC線量計の変更: 中性子線量による(少なくとも年1回)
TL線量計の交換: 年13回
測定変数: Hp(10)およびHp(0.07)(単位:mSv)
光子線の検出限界: 0.04mSv(測定周期:4週間)
光子線の最大線量範囲: 1 Sv
ベータ線の検出限界: 1 mSv
ベータ線の最大線量範囲: 1 Sv
中性子線の検出限界(PADC): 0.2 mSv
中性子線の最大線量範囲(PADC): 150 mSv
光子線のエネルギー範囲: 30 keV から 1.3 MeV
ベータ線のエネルギー範囲: 0.2 MeV から 0.9 MeV
中性子線のエネルギー範囲(PADC): 0.025 eV から 20 MeV
エネルギーと角度依存性: 下の画像をご覧ください

中性子線の線量測定に関する説明 >>

中性子線の線量測定情報シート(日本語) >>

測定の不確実性に関する説明 >>

お問い合わせ

MIRIONの線量測定サービス部門
Postbus 60067, 6800 JB Arnhem
電話:+31 (0)26 7911011
Eメール:[email protected]
KvK: 71875476

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