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Mirion Connect 2022を振り返る

2022年8月、マサチューセッツ州ボストンのウェスティンボストンシーポート地区で開催された年次ユーザーカンファレンス「MIRION Connect」には、MIRIONのお客様と弊社の製品エキスパートが参加しました。MIRIONは毎年、参加者が業界に影響を与える最新のイノベーションやテクノロジーに関する情報を交換するために、このダイナミックなフォーラムを主催しています。このイベントでは、MIRIONのエキスパートとの実践的なトレーニングや分科会を通して、スキルを向上させる機会も得られます。

当社の製品ユーザーの多くは、長年にわたってMIRIONスタッフと緊密な関係を築いているため、イベントに参加する多くの人々にとっては知り合い同志の親睦会のような雰囲気になりました。今年、ボストンで初めて参加者する方々がたくさんおられ、会話に積極的に参加してくださったことには、大変嬉しく感銘を受けました。

楽しさと学習を融合

週の初めに到着した人々は、ジョージライトゴルフコースでのゴルフ会に参加する機会がありました。この楽しくてリラックスしたイベントの後、アルファ線とガンマ線分光の基礎から、緊急時対応や国土安全保障のためのPRDフィールド戦術まで、さまざまな範囲のトピックをカバーする集中トレーニングセミナーが2日間にわたって開催されました。

MIRIONではこれらの教育セミナーを提供できることを誇りに思っており、お客様がその分野で継続的な成功を収めることができるように、毎年新しいトピックを追加しています。また、これは参加者が継続教育クレジット(CEC)を構築する素晴らしい機会でもあります。

火曜日の夜まで、「MIRION Connect」は大盛況でした。 全員が芝生に集まり、サーカスの曲芸師、生演奏、さまざまなゲームや会話できるスペースを備えた見事な歓迎レセプションを楽しみました。参加者とMIRIONスタッフは、カクテルやコーンホールゲームを楽しみながら、同僚との再会を喜び、また新たな繋がりの機会も得ることができました。

公式な開会

水曜日の一般セッションは、ジェームズ・コックス(CPO)とトーマス・ローガン(CEO)の冒頭挨拶で始まり、この日MIRION Connectが公式に開会となりました。

トーマス・ローガンは、MIRIONのミッションである 「電離放射線に関する当社の比類のない知識を、人類のより大きな利益のために活用すること」について説明しました。同氏はこれが実を伴わない言葉ではないこと、私たちが決定を下すときのレンズであり、心と魂を動かすものであることを強調しました。

最も注目すべきことは、MIRIONの成功の歴史を、弊社のストーリーとしてではなく「お客様のストーリー」とし、弊社の成功とここまで長く続けてこられたのは、パートナーとの関係性、そしてお客様からの協力によるものであり、直面する問題に対する解決策を共に見つけてきたことで築かれたものだとした点です。

これらの言葉は、コラボレーションイベントの導入にぴったりの言葉でした。その後に続いたプレゼンテーションは次のとおりです。

  • 技術と才能:母国を保護する相乗効果のある組み合わせ講演:Bobby Baker, Jr. 隊長(ダラス消防救助隊、元隊員)
  • ダークキューブ: 失われたナチスウランを求めて講演: Timothy Koeth博士(原子炉および放射線施設、元所長)

木曜日の一般セッションでは、講演者の魅力的なプレゼンテーションが行われました:

  • 原子力発電所の近代化、その苦闘と勝利!」 講演:Jonah Morgan氏(サウステキサスプロジェクト原子力事業会社)
  • それは何であり、どこから来たのか。なぜ重要なのか?」 ORNLでのプロセスモニタリング活動のスナップショット、講演:Mike Whittenbarger氏およびDoug Van Clee氏(オークリッジ国立研究所)
  • 原子力事故対応におけるラボ分析業務の概要 講演:Sean Fournier(パシフィックノースウエスト国立研究所)
  • 新興核燃料サイクルにおける放射線検出と測定 講演:Jeff Chapman氏(オークリッジ国立研究所)
  • 高ガンマX線同時計数スペクトロスコピー:講演:Bruce D. Pierson博士(パシフィックノースウエスト国立研究所)

業界の独自の展望について参加者に紹介してくださった講演者のみなさま全員に、心から感謝いたします。

デモルームハイライト

「MIRION Connect」の目玉となるのが、最新のすべてのMIRIONの技術を評価およびデモできる大ホール「デモルーム」です。分科会の合間に、参加者は会場を自由に回り、アプリケーション、サービス内容、製品の使用方法や機能、機器のメンテナンスなどについて、当社のエキスパートと話をすることができました。

今年のデモルームハイライトのいくつかを以下にご紹介します:

  • Lynx® II DSA:サイバーセキュリティプロトコルの強化と通信の高速化を実現し、計数室セットアップの接続作業を簡素化する当社のプレミアムMCAの次世代進化版
  • AccuRad™シミュレーターキット – 現実的だが安全な放射線や核反応の検出や応答トレーニングを可能にするAccuRad™ PRD用のソースレストレーニングキット
  • Genie™スペクトロスコピーソフトウェアの新リリース:アルゴリズムと機能の向上を伴う当社のスペクトロスコピーソフトウェアの最新版

いつものように、話題となったのは当社のブルーブランドのスポットロボット「アストロ」です。そのダンスの動きだけでなく、MIRIONの検出および測定デバイスを統合して、軍事、原子力、CBRN用途で安全な放射線と化学物質の検出を可能にするその能力にも注目が集まりました。

今年のMIRION Connectに参加してくださった貴重なお客様やスピーカー、ベンダー、パートナーの皆様に感謝いたします。引き続き教育、協力、革新を継続させるため、次回もみなさまのお越しをお待ちしています。

「MIRION Connect 2023」は、メリーランド州ゲイロードナショナル、ナショナルハーバーにて、7月17~21日まで開催されます。

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