MIRION Connectユーザーカンファレンスは、放射線安全と科学分野の専門家向けの画期的なイベントです。過去38年間にわたり、このカンファレンスは、放射線検出と測定技術の最新機能を紹介し、教育とネットワーキングの機会を提供して、現在の原子力用途に関する議論を促進することを目的としてきました。今年、このカンファレンスはテキサス州ダラスで開催され、世界中から専門家、業界リーダー、技術ユーザーが集まりました。
242名の出席者は、11カ国、110社を超える企業を代表し、原子力、防衛/セキュリティ、研究所、放射性医薬品など、さまざまな業界から集まりました。10年以上にわたって出席して頂いているMirion Connectのベテランの方々や、来場者の半数以上を占める今年初めて参加された方々をお迎えでき、大変嬉しく思います。
水曜日には初めての参加者に特別な朝食が振る舞われ、ベテランのスタッフと同席して、このイベントについて詳細を学んだり、専門家に質問をしたりしました。
歓迎レセプションでは、カクテル、エンターテイメント、ネットワーキングを交えてカンファレンスが正式にスタートしました。
このカンファレンスのハイライトである水曜日の一般セッションのキックオフを行ったのは、MIRIONのCEOであるThomas Loganでした。プレゼンテーションでは、出席者への温かい歓迎の言葉とともに、現在の原子力ルネッサンスがもたらす変革の可能性、癌治療に用いるセラノスティックの進歩、MIRIONのソリューションが支援する宇宙探査と原子力研究における主要な科学的試みについて議論しました。
国際原子力機関（IAEA）のJonathan Burnett博士は、環境課題に取り組むための専門知識、トレーニング、分析能力を備えた加盟国を支援するために、環境試験と陸域環境放射化学研究所の役割についての洞察を提供しました。
米国原子力規制委員会のMario Fernandez氏は、NRCのサイバーセキュリティ監視プログラム、動向、国際的なサイバーセキュリティ研修活動について、放射線ポータルモニターと貴重な洞察を共有しました。
水曜日の一般セッションの最後に、「パートナーシップによるイノベーション」と題したパネルディスカッションで、放射線安全と技術において、共同作業がいかに画期的な進歩もたらすかについて検討しました。
James Cocks（最高技術責任者）の司会により、Thomas Logan（CEO）、Shelia Webb（最高デジタル責任者）、Steve Mettler（核医学部門臨時社長）など、お客様とMIRIONのパネリストとのダイナミックな対話が行われました。出席者は、MIRIONが長年にわたってユーザーとの強固な関係を育み、そのつながりを活用して、業界の可能性の限界を押し広げてきた歴史について理解を深めました。
本日、Technologies Groupの社長であるLoïc Eloy氏は、MIRIONのお客様に対する取り組みと、MIRIONが不可欠な放射線防護を支持し、原子力用途の変革の可能性を取り入れている以下の3つの重要な方法を紹介しました。
リバプール大学のAndy Boston博士は、ゲルマニウム検出器技術の大きな進歩と、原子力科学とその応用の最先端を推進するゲルマニウム検出器の役割について検討しました。
Holtec InternationalのMichael Beal氏は、Holtec Palisades原子力発電所の再試運転や、今後の2基の小型モジュール原子炉の建設など、Holtecの世界的な存在感と原子力およびクリーンエネルギー分野への貢献について紹介しました。
Dominion Energy、ミルストーン原子力発電所のAlfonso Zummo2世は、全身退出モニターへの移行、競合製品よりArgos™-3ABがコンパクトという優位性など、ミルストーン発電所の革新的な機能向上について語りました。
MIRION Connectでは、ユーザーはさまざまな業界や用途に合わせ研修に参加できます。この一週間を通して、出席者は、MIRION製品の専門家が率いる分科会セッションのラインナップの中から選択し、多くの継続教育単位を取得しました。
今年の分科会セッションでは、以下のような新しいトピックスが取り上げられました。
出席者はまた、MIRION保健物理学情報システム（HIS-20™）、放射線モニタリングシステム（RMS）、セキュリティ技術ソリューションに特化した2日間のトレーニングトラックに参加する機会もありました。
セッションの合間に、デモルームではMirionが原子力産業、科学および医療分野で放射線安全を推進している様々な取り組みに関するデモが行われました。
今年のMIRION Connect新企画として、ゲストは、デモルームのスポットライトセッションに招待されました。この15分間にわたる製品に焦点を当てたプレゼンテーションでは、MIRION製品の専門家が、簡潔かつインタラクティブな方法で厳選されたMIRIONソリューションの性能と汎用性を紹介しました。
参加者が多かったこれらのセッションでは、いくつか例を挙げると、「トリチウムのモニタリングとサンプリングソリューション」、「Apex-Guard™ソフトウェアのチュートリアルと新機能のプレビュー」、「カメラの範囲：利点とトレードオフ」などのトピックなど、ユーザーは最新の技術とソフトウェアに関する知識を深めることができました。
ダラスでのイベント満載の1週間を締めくくるのは、テキサス料理をテーマにした芝生の上でのディナーで、ブルライディングとラインダンスが披露されました。MIRIONのスタッフは、今年のMirion Connectカンファレンスにご協力いただいた大切なお客様、講演者、ベンダー、パートナーに感謝の意を表しました。
MIRIONは、毎年、重要な産業に変化をもたらすため、日々たゆまぬ努力を続けているお客様や同僚とこのカンファレンスを共有できることを大変光栄に思っています。
2025年7月28日から8月1日にかけて、コンラッドオーランドリゾートで開催される来年のカンファレンスにもぜひご参加ください。
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